2014年6月30日月曜日

先住犬のことを考えて

家族にもう一匹犬がいると楽しいと思うことはよくあると思います。

でも考えなければならないことがたくさんあると思います。

 まず、今いる犬がもう一匹犬がいることを受け入れるかどうか考えてあげて下さい。

そのいぬは他の犬と出会ったときどのように接していますか、怖がったり、不安な表情を

見せたりしていませんか。そんな犬は、新しい犬がくれば、最初は怖がったり、

不安になる可能性が大きいと思います。

 犬が二頭になるとお金も2倍かかります。お世話も2倍です。子犬ならトイレのしつけは

しなければなりませんし、甘咬みも当然します。

 また、先住犬は受け入れると思われても、犬同士の相性を十分考えていますか、

相性があわなければ散歩は2倍になるかもしれませんし、生活も別々にしなければなら

ないことになるかもしれません。人でも職場ではなんとか付き合っていられるけど、

私生活ではいっしょにいられない人っていると思います。

 飼い主さんが気に入った犬がいる場合は、必ず飼うと決める前に、先住犬との相性を

実際合わせてみて確認しましょう。
 
 一緒に生活し始めてから気をつけなければいけないのは、先住犬を優先させてあげる

ということ。先住犬は居間で一人で寝る、あとからきた犬は飼い主といっしょに寝たら

先住犬は嫉妬してしまうかもしれません。この場合は、先住犬といっしょに寝てあげる

くらいの配慮が必要かもしれません。

 うちの家族に犬はアンディー1ぴきなので仲間にアドバイスをもらおうと思っています。

何か参考になることがあればまたアップします。


 あっさり受け入れて仲良く暮らす犬もいますが、受け入れられない犬もいるということを

考えてあげて下さい。
ぼくは愛情独り占めなんだ





2014年6月13日金曜日

犬の気持ちを理解するための4つの質問。

いぬたちはわたしたちとといっしょの感情を持っていると思いませんか。

アンディーにもいろんな感情表現があると思います。

他の犬に近づかれるのが嫌だったり、爪切りが嫌だったり、そんな時は鼻の周りにしわがよって嫌そうな素振りをします。

また、ごはんまえにマテをさせるとよだれを垂らしたり、ボールであそんでほしくて足に手をかけたり、要求吠えしてみたり。

私が出かける前は寂しそうな顔をしたりします。

科学的に感情があるかどうかはともあれ、私の経験上はあると思います。

犬の感情を考える上で気をつけなければならない点もあります。

たとえば、いぬは善悪の判断ができるか、私はできないと思います。

つぎに、 アンディーの気持ちを理解するための4つの質問をのべたいとおもいます。

怒らないでね!
1アンディーのほしいものをあたえているか?

2アンディーが一人でいる時間が長すぎないか?

3アンディーは安心できているか?

なにしてくれるの!
4アンディーは嫌がっていないか?

こんな質問が犬を理解するヒントになるのではないでしょうか。

2014年6月7日土曜日

甘咬みについて

甘咬みで困っている方がいるのでちょっとまとめてみました。

甘咬みで一番大切なことは、甘咬みは発達段階の一つであるということ。

狼と犬は、先祖なのか、親戚なのかいろいろ言われていますが、狼は獲物を捕ることによって生きています。当然、獲物を噛みちぎることによって、食べているわけです。そうとうな噛む力、切り裂く力があるわけです。大型犬もおなじ力があると思いますし、小型犬にも危険性は十分あると思います。だから、いぬをあなどってはいけないわけです。

でも心配しないで下さい。犬は相手を危険だと判断しなければ絶対に噛んだりしません。普段から犬にとって、安全な存在であるということがもっとも大切なことなのです。普段から信頼関係を築いていくには何が必要か考えていきましょう。

で甘咬みの対処の仕方なのですが、発達段階によって対処の仕方が変わってくると思います。犬によって発達段階に違いがありますので半月くらい差があるかもしれませんが、おおむね4ヶ月以前と、以後にわけられると思います。

4ヶ月以前なら、甘咬みさせてあげましょう。甘咬みをするということは、あなたを母親、父親、兄弟に誓い存在と認識している表れだと思っています。その気持は受け入れてあげたいですよね。そこからはじめましょう。
かじるって犬にとっては大切なことだと思う

この段階で問題なのは、噛みかげんです。

噛ませてあげるのですが、強く噛んだらかませるのをやめさせましょう。

一番簡単なのが「やめて」、「痛い」とか言う、犬の立場だと一瞬「ガウ」と唸るみたいな意思表示をして、その場を離れる。別の部屋に行ってしまうとか。1分もいなくなれば十分だと思います。また、戻ってきたら遊んであげる。また、手にじゃれつくようでしたら、腕組みをして手を噛めないようにすることもいいのではないでしょうか。

噛めないように抱き上げる、仰向けにひっくり返すとか。

この時に大切なのは、恐怖感をあたえないようにということ。でも、噛まないようにしっかり抑える、噛まなかったら褒めてあげる。

これを繰り返すことによって、噛み加減をコントロールしたり、やめる下地が出来ると思います。

 4ヶ月になったら噛む前に噛ませない対策を講じて噛まないようにさせます。

追加になりますが、この間、コングのような噛めるおもちゃで噛みの欲求は満たせるようにしてあげてさい。

優しく食べるとほめられるんだ
4ヶ月以降の対策ですが、甘咬みというより噛みに対する対処といったほうがいいかもしれません。

方法は、名前を呼んで手からおやつを与えるです。これは信頼関係のをつくるというもっとも大切な意味があるのですが、噛みの対策としての意味も大きいです。

やり方は、ドックフードを一粒つまんで持って口の中へいれてたべさせる。アンディーはこうやって噛み加減を教えています。この時も強く噛んだら、おやつを口の中から出す。優しく噛んだらあげる。そして、ほめる。この繰り返しで加減が上手になると思います。

ほかの場面での噛みはさせない。(まだ、アンディーも完全ではないですがこんな感じで対処しています。)

犬があなたのことを危険な存在と感じている場合は、おやつを手であげるは危険です。信頼関係をつくるもっと前の段階がありますのでそこから始めましょう。

犬には、一頭一頭個性があります、住んでいる環境も違います。飼い主さんの性格や、考え方も違います。

その犬にあった対処の仕方を考えていきましょう。

※噛んだらマズル(口)を手でつかむ、などはしないほうがいいでしょう。手が攻撃してくると思うようになり、守るための咬みをさせることになる場合があります。



2014年6月4日水曜日

カーミングシグナル

みなさんカーミングシグナルてご存じですか。

 この言葉は、英語の鎮めるや落ち着くの意味を持つ calm(カーム)と、合図や信号の意味を持つsignal(シグナル)の2つの単語が合わさって出来た言葉です。ノルウェーの著名な動物学者であるTurid Rugaas氏が提唱し、現在27個ほどに分類されています。

このシグナルは、何かが起きることを防ぐため、人や犬からの脅威を避けるため、不安、恐怖、喧騒、不快なことを静めるために早い段階から使われます。

ストレスや不安を感じた時、自分を落ち着かせるために使われます。

他者に安心感を与え、友好的であることを知らせることにも使います。

他人や他犬と仲良くしたい時にもつかいます。



 
ああ、気分変えよ!

今日はこのシグナルのあくびをするについて考えてみたいと思います。

動物病院の診察室や、家族の中で喧嘩がおきたとき、犬をぎゅと抱きしめたときなど。


いぬがあくびをすることはありませんか。

このあくびがカーミングシグナルです。犬はこの時、不安だったり、怖がっていたりという不快感を示しているとRugaasは言っています。

もちろん、人間と同じような意味であくびをするときもあります。

カーミングシグナルとしてのあくびを出している時は、、不快に思っていることを察してあげてストレスがたまらないようにしてあげましょう。

                      参考文献 「カーミングシグナル」著者Turid Rugaas