2014年6月7日土曜日

甘咬みについて

甘咬みで困っている方がいるのでちょっとまとめてみました。

甘咬みで一番大切なことは、甘咬みは発達段階の一つであるということ。

狼と犬は、先祖なのか、親戚なのかいろいろ言われていますが、狼は獲物を捕ることによって生きています。当然、獲物を噛みちぎることによって、食べているわけです。そうとうな噛む力、切り裂く力があるわけです。大型犬もおなじ力があると思いますし、小型犬にも危険性は十分あると思います。だから、いぬをあなどってはいけないわけです。

でも心配しないで下さい。犬は相手を危険だと判断しなければ絶対に噛んだりしません。普段から犬にとって、安全な存在であるということがもっとも大切なことなのです。普段から信頼関係を築いていくには何が必要か考えていきましょう。

で甘咬みの対処の仕方なのですが、発達段階によって対処の仕方が変わってくると思います。犬によって発達段階に違いがありますので半月くらい差があるかもしれませんが、おおむね4ヶ月以前と、以後にわけられると思います。

4ヶ月以前なら、甘咬みさせてあげましょう。甘咬みをするということは、あなたを母親、父親、兄弟に誓い存在と認識している表れだと思っています。その気持は受け入れてあげたいですよね。そこからはじめましょう。
かじるって犬にとっては大切なことだと思う

この段階で問題なのは、噛みかげんです。

噛ませてあげるのですが、強く噛んだらかませるのをやめさせましょう。

一番簡単なのが「やめて」、「痛い」とか言う、犬の立場だと一瞬「ガウ」と唸るみたいな意思表示をして、その場を離れる。別の部屋に行ってしまうとか。1分もいなくなれば十分だと思います。また、戻ってきたら遊んであげる。また、手にじゃれつくようでしたら、腕組みをして手を噛めないようにすることもいいのではないでしょうか。

噛めないように抱き上げる、仰向けにひっくり返すとか。

この時に大切なのは、恐怖感をあたえないようにということ。でも、噛まないようにしっかり抑える、噛まなかったら褒めてあげる。

これを繰り返すことによって、噛み加減をコントロールしたり、やめる下地が出来ると思います。

 4ヶ月になったら噛む前に噛ませない対策を講じて噛まないようにさせます。

追加になりますが、この間、コングのような噛めるおもちゃで噛みの欲求は満たせるようにしてあげてさい。

優しく食べるとほめられるんだ
4ヶ月以降の対策ですが、甘咬みというより噛みに対する対処といったほうがいいかもしれません。

方法は、名前を呼んで手からおやつを与えるです。これは信頼関係のをつくるというもっとも大切な意味があるのですが、噛みの対策としての意味も大きいです。

やり方は、ドックフードを一粒つまんで持って口の中へいれてたべさせる。アンディーはこうやって噛み加減を教えています。この時も強く噛んだら、おやつを口の中から出す。優しく噛んだらあげる。そして、ほめる。この繰り返しで加減が上手になると思います。

ほかの場面での噛みはさせない。(まだ、アンディーも完全ではないですがこんな感じで対処しています。)

犬があなたのことを危険な存在と感じている場合は、おやつを手であげるは危険です。信頼関係をつくるもっと前の段階がありますのでそこから始めましょう。

犬には、一頭一頭個性があります、住んでいる環境も違います。飼い主さんの性格や、考え方も違います。

その犬にあった対処の仕方を考えていきましょう。

※噛んだらマズル(口)を手でつかむ、などはしないほうがいいでしょう。手が攻撃してくると思うようになり、守るための咬みをさせることになる場合があります。



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